こんにちは、うさぎ大好きなミミ子です!
「うちの子の耳がいつもより冷たい気がする・・」「もしかして具合が悪いのかな?病院に行ったほうがいい?」
うさぎさんは心も体もデリケートな生き物なため、些細な体調変化も見逃せません。
今回はうさぎの耳が冷たい時に考えられる原因と対処法についてご紹介させて頂きます。
次のような人はぜひ本記事を参考にしてみてください!
それでは解説させて頂きます。
うさぎの耳が冷たい理由は?体調不良のサイン?

うさぎの耳が冷たい理由として主に下記の2つが考えられます。
- 気温が寒くて低体温になっている
- 消化不良を起こしている可能性がある(うっ滞)
それぞれ説明させていただきます。
① 気温が寒いとうさぎの耳は冷たくなります
うさぎさんは耳で体温調節をしており、寒い時には耳が冷たくなり、暑い時にはあたたかくなります。
ですので、触った時に耳が冷たく感じたら部屋の温度が低い可能性があります。
私が獣医さんに頂いたアドバイスでは“人間が半袖半ズボンでもちょうどいい気温“がうさぎにとっても快適との事でした。
また、そのうさぎ専門のクリニック内の気温はおよそ25度前後に保たれていました。
我が家では室温は23度~25度に保つよう管理をしています。
獣医さん曰くネットの情報から「うさぎは暑さに弱いから涼しくしなきゃ」と気温を下げ過ぎてしまう人は多いようです。
ですが気温が寒いとうさぎさんは消化不良(うっ滞)を起こしやすくなってしまいます。
うさぎの頭を撫でた時に「おでこより耳の方が冷たいかな」と感じたら気温を上げてあげましょう。
冬場にはヒーターを付けてあげたり、保温マットを使ってあげるのもおすすめです。
また、うさぎは寒いのが苦手な子、暑いのが苦手な子、適温もうさぎさんそれぞれ個体差があります。
さらに体感温度は湿度によっても変わってきますので、ケージ近くに湿度も分かる温度計を置いてよく観察してあげましょう。
湿度が高いと体感温度は高くなり、湿度が低いと体感温度も低くなります。季節の変わり目などは特に気にしてあげましょう。
② 消化不良(うっ滞)になると耳が冷たくなります
うさぎさんはうっ滞という消化管の病気にかかりやすい生き物です。
自分の毛を飲み込みすぎてしまったり、異物を食べたり、牧草の接種量が十分でないと、うっ滞を引き起こしてしまいます。
そのような時、うさぎさんは頑張って消化しようとするため胃腸に血液が集まっていきます。
そうすると身体から耳への血流が減るため、耳が普段よりも冷たくなってしまうのです。
ですので“部屋は寒くないのに耳が冷たくてじっとしていて動かない“このような時は注意が必要です。
病院に行くかどうか迷った時のアドバイスは?
うさぎさんは車移動でもストレスを感じてしまうため、病院に行くかどうか飼い主としては悩んでしまいますよね。
ですが、少しでも不安に感じたらうさぎ専門またはエキゾチックアニマルを診れる病院に電話をして相談してみる事をおすすめします。
うさぎの診療ができる病院であれば、自宅で様子見をすべきかどうかなどアドバイスをしてくれます。
うさぎさんの体調不良は一気に悪化してしまう事が多く、仮にうっ滞だった場合には一刻を争います。
ですので、いつもと様子が違う、耳が冷たいし元気がない、そう感じたら病院へ相談するようにしましょう。
またこの時に、犬猫さんをメインに診ている病院ではなく必ず小動物等を診療している病院にしましょう!
うさぎの生態に関する知識が豊富な獣医さんに診て頂く事が何よりも大切です。
あおい君は犬猫さんを主に診療している病院に行ってしまった事があるのですが、その際に誤診を受けた事があります。
幸いセカンドオピニオンをし一命をとりとめましたが、SNSを見ているとこのような経験のある兎飼いさんは多いようです。
うさぎの診察は、小動物の診察を得意としている病院でなければいけないんだなと、痛感したのを覚えています。
また、うさぎは犬の匂いや鳴き声でもストレスを感じるためワンコと同じ待合室にいる事は負担になります。
うさぎ専門またはエキゾチックアニマルを診れる病院に連れて行ってね!
そして、下記のような場合にもすぐ病院へ相談するようにしましょう。
- 毛で繋がったうんちが出てくる
- うんちの量が少ないまたは小さい
- 好物のおやつ・牧草をあげても食べない
- 触ったり抱っこをしても動かない
- お腹を浮かす体勢になっている
どれもうっ滞の可能性やその他の体調不良を起こしている可能性が考えられます。
うさぎさんは病気を隠す生き物ですので、飼い主が早期に発見をしてあげる必要があります。
何か違和感や様子がおかしいと感じたら、病院へすぐ相談をしましょう!
ちなみに我が家では「食べる・動く・ちゃんとうんちが出ている」この3条件を満たしていれば自宅で様子見をしています!
自宅でできる対処法についてご紹介!

行きつけの病院が営業時間外であったり、病院探しに時間がかかってしまう事もあると思います。
また診察の予約ができても、診療時間までは自宅で過ごさなければならないという事もあると思います。
そのような時におすすめな対処法をご紹介させて頂きます。
①湯たんぽでうさぎさんの体を暖める
部屋の温度も丁度いいのに耳が冷たい時、食欲がない時にはうさぎさんの体を暖めてあげましょう。
我が家では、500mlペットボトルにお湯(40-50度)を入れてタオルを巻き、湯たんぽを作ってあげています。
この湯たんぽを作りケージの中に居れて、体温を調節してあげます。
また、お灸を付けてあげるのもおすすめです。人間が使うスーパーで売っているお灸で大丈夫です。
お腹の横や、背中の少し後ろ側などに付けてあげましょう。(1個で大丈夫)
ただし、保温はやりすぎると熱中症になってしまう事もありますので、暑くなりすぎないよう気を付けましょう。
常に様子を伺って、耳を触るなどして体温を確認してあげてくださいね。
②とにかく何か食べれるものがないか試す
食欲がないと、食べない→うんちの出が悪くなる→更に食べない、の負のサイクルに陥りやすいです。
ですので、こんな時は何か食べられるものがないか色んな食材を試して与えてみましょう。
- 野菜
- 果物
- サプリ(乳酸菌やアクティブEなど)
- ゼリー(うさぎ用のもの)
- 柔らかいチモシー(2番狩りや3番狩り)
- アルファルファ
- オーツヘイ
- イタリアンライグラス..etc
1番狩りは食べられないけど柔らかい生野菜なら食べられる、という事も多々あります。
うちのあおい君も斜頸の時には、1番狩りは食べられないけど3番狩りなら食べてくれる、といった事がありました。
また、うさぎさんの具合が悪くなった時のために普段から色んな牧草や食材を与えておくと、いざという時には心強いです。
ただし、うさぎに与えてはいけない野菜・果物(アボカド・ネギ類など)もあるため、よく注意をしながら与えましょう。
また、生後3か月未満の子の場合は生野菜や果物を摂取する事はNGとされていますので気を付けて下さい。
参考までにおすすめの野菜と果物をご紹介させて頂きますね!
うさぎが食べられるおススメの野菜
- キャベツ
- 小松菜
- チンゲン菜
- レタス
- サンチュ
- 水菜
- 大葉
- 三つ葉
- 春菊
- 白菜
このような柔らかい葉野菜などは体調不良の時におすすめです!
うさぎが食べられるおススメの果物
- りんご
- なし
- 桃
- いちご
- ブルーベリー
- バナナ
- キウイ
- パパイヤ
- マンゴー
果物は必ず皮は取り除いて与えるようにしましょう!
まとめ
という事でうさぎの耳が冷たい理由と対処法についてご紹介させて頂きました。
今回の内容をまとめると次のとおりです。
- うさぎは気温が寒いと耳が冷たくなる
- 体調不良の時も耳が冷たくなるため注意深く観察する
- 悩んだらうさぎを診療できる病院へ電話をする
- 耳が冷たい時は温度を上げるなどして体を暖めてあげる
- 柔らかいチモシーや生野菜など色々な食材を与えておくといざという時に心強い
うさぎは寒さに強いと言われたりもしていますが、実際は個体差がとてもあります。
お腹が弱い体質であったり、寒さに弱い体質の子もいますので、その子に合わせた対応が必要です。
普段から注意深く観察をし様子を見て、適切な温度や環境で過ごせるようにしてあげましょう。
また何か悩んだり不安な時にはうさぎを診療できる病院へ相談しましょう!
かかりつけ医などすぐに相談できる医療機関を持っておく事も飼い主の責務です。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。