こんにちは、うさ吸いが大好きなミミ子です。
「うさぎが抱っこしようとすると暴れる!」「練習を試みても上手くいかずお手上げ状態・・」
うさぎさんの抱っこ嫌いを克服しようとしても中々できない飼い主さんは多いのではないでしょうか。
我が家の子も抱っこが大嫌いで、病院での診察中に落ちてしまった事があるぐらい暴れる子でした。。
とはいえグルーミングの時、お薬・強制給餌の時、キャリーに入れる時など抱っこが必要な場面は多々ありますよね。
という事で今回はうさぎの抱っこができない私が実施している方法をまとめさせて頂きました。
次のような人はぜひ本記事を参考にしてみてください。
小動物に慣れていない人間が力づくでやろうとすると、落としたり怪我をしてしまうリスクもあります。
抱っこ練習によるストレスが心配な方や、どうしても抱っこができない方は参考にしてみて下さい。
うさぎの抱っこができない人へ~我が家のやり方~

まずどのようにしてグルーミングをしているのか説明させて頂きます。
ですが我が家はサークル飼いをしていた時は下記のちょっとまどろっこしい手順で行っていました。
理由は縄張り以外の場所(お風呂場や別の部屋)も徐々に慣れてしまいどこでも強気になってしまったからです。
(縄張り以外の場所で実践される方はキャリーへの入れ方など参考になれば幸いです)
手順①サークル内でリラックスさせる

まずはいつも通りサークル内で遊ばせるなどしてリラックスさせます。
ケージから出てこない時はおやつで誘い込むか、自らサークルに出ているタイミングに実施します。
なかなかサークルから出てこない時や急いでる時はケージの上を開けて、出るように誘導するなどします。
こんな事までしたくないものですが、急患など大急ぎの場合は段ボール等で逃げ場所を塞ぎます。
こちらテント飼いにてキャリーに入れるシーンになりますが参考になればと思い撮影してみました。こんな風に誘導していきます。
今では噛みませんが、去勢前はケージに手を入れると血が出るほど噛む子だったためこんな風に家にある物を使っていました。
かなり噛む子の場合は長袖の服と軍手を着用してみてください。
また、飼い主が不安そうだとうさぎにも伝わるため、明るい雰囲気で接するようにしています。
心が傷みますが体調の変化で急いで病院へ行く必要があった時などやむを得ない時のやり方です。
手順②ケージの扉を閉める&逃げ場所を無くす
サークル内に出す事が成功したらケージ飼いの場合は、ケージの扉をすぐ閉めます。
1度警戒してしまうと動画内でのような強行突破をしなければならず可哀想なため急いで素早く閉じるようにしましょう。
そして小さなスキマに逃げて入り込んでしまう為、入り込まないようあらかじめ塞いでおきます。
私の場合はケージの両脇にいつも逃げられてしまったため、そこを家にあるもので塞いでいました。
ケージの下など隠れられる場所があると入り込み、止まらない足ダンが始まったりするため迅速に塞ぎます。
足ダンはする時はしてしまうものですが、ソアホックの原因や負担になりますので、できるだけさせないようにしましょう。
手順③サークルを小さくし足の間でグルーミングをする
サークルを人間1人分が座れる広さにして、うさぎさんと自分しか入れないようにします。

この画像ではあおい君はケージの中に居ますが・・こんな風に狭くします。
スロープやホリホリする玩具もどかして、飼い主だけが入れる程度のスペースにします。
そして逃げるスペースを無くしたら、足で挟み込むようにしてグルーミングをします。
※こちらはお風呂でグルーミングしている様子ですが参考までに撮影してみました。
私は基本的にこの足ではさみ込むスタイルでグルーミングを行っています。
サークル内では安心するように撫でたり声かけをしながら素早くブラッシングをします。
動画では半ズボンですが、噛む子の場合は軍手と長袖長ズボンの着用をおススメします。
キャリーに入れて縄張り以外に移動させる場合も、サークルを小さくして逃げ場をなくす作戦を同様に行います。
ちなみに、去勢前はじっとしていられなかったため、おやつを食べさせながらブラッシングをしていました。
何か食べてモグモグしている間は噛みつきにくくなるため、食べてる間にブラッシングをします。
今ではグルーミングに慣れているため、良い子にさせてくれています。感謝です。
フルーツ、サプリ、ペレットなどはあげすぎると体重の増えすぎになってしまうため注意しましょう!
お薬や強制給餌の時はタオルの使用がおススメ
シリンジでお薬を飲ませたり強制給餌をする場合にはタオルを使用する事をおススメします。
バスタオルなどで前肢(前足)ごとくるっと包みこみ、頭だけ出ている状態にします。
こちらのクリニック様の動画がとても参考になりますのでYouTubeより掲載させて頂きます。
抱っこができなくてもこのようにタオルで包めば、安全に給餌をしてあげる事ができます。
また、ブラッシングよりも固定させなければいけない強制給餌では、縄張り以外の場所がおススメです。
そして前足がバタバタと暴れてしまうと保定できないため、前足ごと包むようにしましょう。
イメージとしては動画のように首にくるっと巻きつけるようにします。(締めすぎないように注意)
ちなみに私の場合は、この時も後ろ側に逃げないように足の間で挟み込み行っています。
タオル保定のやり方は獣医さんによっても少し異なりますので、やりやすい方法をいくつか試してみて下さい。
こちらの動画も参考になりますので掲載させて頂きます。(私はこのやり方で行っています)
うさぎさんの口にシリンジを入れる事が最初は怖いかもしれませんが、我が子のためと思ってやり切りましょう!
不安な気持ちでやるとうさぎさんに伝わってしまうため、真剣にやりつつも明るく接してあげてください。
私自信、初めての強制給餌では可哀想さと不安で手も震え、半泣き状態で行っていました。
ですがそれではうさぎさんは怖がってしまうため、途中から鼻歌を歌うなどして自分を鼓舞していました。
小さな命に対するプレッシャーを感じますが、うさぎさんを信じて給餌をしてあげて下さい。
タオルが小さいとしっかり包み込めないので、バスタオルなど大きめのタオルがおすすめですよ!
日頃からキャリーに慣れさせておくのがおススメ!

病院へ行く時、グルーミングの時、車・電車移動の時はキャリーに入れなければいけません。
ですが抱っこができないとキャリーに入れるのも一苦労ですよね。
そこでおススメなのは、普段からキャリーに慣れさせておくことです。
部屋んぽの時にキャリーを出してあげたり、普段からサークル内にキャリーを置いておくなどします。
我が家ではキャリーをテント内に置くようにしていて、キャリーが落ち着く場所になるようにしています。
そしてキャリーの中にもチモシーを少し入れてあげたり、おもちゃやマットを入れてあげて居心地よくしてあげます。
そうする事でキャリーを気に入り自ら入ってくれやすくなりますので、キャリー嫌いな子にはおすすめの作戦です。
ちなみにあおい君も初めは「キャリー=病院」と認識をしキャリーを見ればケージから出なくなってしまっていました。
ですが半年ほどでキャリー好きにする事ができましたので、根気強く試してみて下さいね。
まとめ
という事で抱っこができない人向けのグルーミング、キャリーの入れ方、強制給餌についてご紹介させて頂きました。
うさぎさんは本能的に抱っこ嫌いな子が多いため、初めの頃は飼い主さんも戸惑うと思います。
できれば練習を重ねてしつけて、いずれ短時間でも抱っこできるようになる事が望ましいです。
ですが、どうしても抱っこできない場合やストレスをかけたくない時、やむを得ない時などはご紹介した方法を試してみて下さい。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ちなみに現在のあおい君はキャリーを気に入っているため、普段は自分から入ってくれています。