こんにちは、ウサギの小っちゃな前歯が大好きミミ子です。
「うさぎがケージを齧るようになって歯が心配」「音がうるさいからなんとかしたい」
うさぎさんのお世話をし始めてこのように悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
我が家のあおい君もケージを閉めると、ものすごい形相で噛み続けるという時期がありました。
という事で今回はうさぎがケージを齧る理由とやめさせるための対策などご紹介させて頂きます。
次のような人はぜひ本記事を参考にしてみてください!
うさぎさんの歯の健康にも関わる事になりますので、しっかり対策をしていきましょう。
うさぎがケージをかじる時にできる対策は?
うさぎがケージを齧ると飼い主さんは歯が心配で気が気じゃないですよね。
我が家のあおい君も思春期は特にストレスからか給水ボトルもトイレも何もかも齧っていました。
そこでうさぎさんの歯を守るために飼い主が取った対策は下記の通りです。
- ケージに透明のデスクマットを取り付ける
- ケージにバスタオルをかけ暗くしてあげる
- かじり木、すのこ、木製フェンスを設置
- 全ての用具を齧れないようにする
対策①透明のデスクマットを取り付ける
ネットで調べるとアクリル製の透明ケージなどが売られていますが、意外と高価です。
また全方面がアクリルなため温度管理や通気性が気になるという面もありました。
そこで我が家はDIYという事でケージの両サイドのみホームセンターで売っている透明のデスクマットを取り付けました。

これをカットし結束バンドでケージの内側に固定して、物理的に齧れないようにしました。(うさパンチはする)
現在はテント飼いをしているため参考画像がなく申し訳ないのですが、かじり木では間に合わない時期はこのようにしていました。
こうする事で飼い主の気を引きたい時やお留守番の時も噛んでガジガジする事ができなくなります。
そして齧れないと理解すると、噛もうとするのを諦めるようになっていきます。(舐める行為はする)
また、ホームセンターですのこを加工するよりも手軽にDIYする事ができます。
広範囲を歯が心配なほど噛む場合や、今のケージをそのまま利用したい人は検討してみてください。
ただしちゃんと換気ができるような作りにしましょう!あおい君の場合は上部と床は木製すのこにして通気性が良くなるようにしていました。
対策②ケージにバスタオルをかけて暗くする
我が家のあおい君は獣医さんに去勢を勧められたほど思春期のストレスが強い子でした。(自分の毛をむしってしまうほど)
そのため常に落ち着かずケージを噛み体重も落ちてしまったため、ケージにバスタオルをかけ暗くしていました。

個体差もありますが、暗い場所や隠れられる場所だと落ち着くうさぎさんは多いです。
このように少し暗くしてあげる事で、ケージを噛むという行為もやわらいでいきました。
ただし、このように何かケージにかけるばあいは換気と温度管理に注意する必要があります。
全て覆ってしまうのではなく、様子が分かるようにして、また暑くなってしまう事のないように気を付けましょう。
また運動不足にならないよう1日に決まった時間はサークルで遊ばせてあげるようにしましょう。
夏場は特に気温が上がりやすいので注意が必要です。
対策③かじり木、すのこ、木製フェンスを設置

うさぎ専門ショップでは、様々な種類の木製フェンスやすのこが売られています。
あおい君は床も天井もガジガジと噛む子だったため、チモシーマットを敷いたりすのこに変えました。
また一番噛みつく部分(ケージの前面)には、かじり木(フェンス)を最大4つ設置しました。
これで噛み癖が改善されるケースもありますし、ケージをかじるよりも歯への負担が軽減されます。
また夜や早朝にガンガン噛む音も木の方が幾分かマシになります。(齧る音はします)
ですがもしケージを広範囲で噛む子や、かじり木もすぐ壊してしまう子の場合だと大きく飼育環境を見直す必要があります。
例えばケージ飼いではなくテントサークルに変える、全体を木製すのこに変えるなどです。
我が家のあおい君は立ちながら上部の網み目も噛む子でしたので、床と上部を木製すのこにしました。
テントサークルだと素材が柔らかいため、噛むという行為もしにくくなります。
またケージ全体をすのこに変えてしまえば(大変ではありますが)、かじり木より耐久性もあるため安心ができます。
どのような環境がベストなのかうさぎさんによっても異なりますので、色んな方法を試して判断してみてください。
ちなみにあおい君は現在、テントサークルにて普段は過ごしています。

よく噛む子の場合は定期的に歯のチェックも兼ねて獣医さんに相談する事をおすすめします!
対策④全ての用具を齧れないようにする
あおい君はケージに対策をしたら次はトイレ、給水ボトル、フィーダー、、と他のものを噛み始めてしまいました。
ですので、トイレは陶器に変えて、給水ボトルはドーム型にし、餌箱も木製のものに変えました。
ネットではしつけ方のなどが出てきますが、“うさぎさんはかじるのが仕事”だと獣医さんにもアドバイスを頂きました。
しつける事も大切ですが、まずは「噛ませないようにする」という対策が大切だと個人的にも思います。
ですので、周りの用具を少しずつ買い替えていき、齧れない環境に整えました。
チモシー製のおもちゃを置いてあげるのもおすすめです!
現在は自動給餌機を噛んでしまう時などありますが、飼い主が「こら~」と近づくと辞めるようになっています。
また年齢とともに落ち着いていく事でもありますので、長い目で見て見守ってあげましょう。
※2025年現在はプラスチックのトイレを利用、フィーダーもプラスチックです。(噛まなくなったため)
うさぎがケージを齧る理由について
うさぎさんがケージを噛む理由については、様々な要因が挙げられます。
- 飼い主に構って欲しい時
- ケージから出して欲しい時
- 何か食べ物がほしい時
- 発情期でストレスを感じている時
- 遊び足りない、たいくつな時
まず飼い主に何かアピールをしたい時には「遊んで!」「構って!」とケージを齧る事があります。
我が家のあおい君も部屋んぽの時間が近づくと「早く出せ~!」とテントのチャック部分を噛みます。
このような行動に対して「部屋んぽが足りないのかな?」と思う人もいるかもしれませんが、ただ構って欲しいだけの時も多いです。
ですので、アピールをしてきた時にはあまり構わないようにする方が良いと私は考えています。(私は怒るかスルーします)
それから何か食べ物が欲しい時やたいくつな時など、いろんな理由でうさぎさんなりの感情表現としてケージを噛みます。
一緒に暮らしているとだんだんなぜ噛んでいるのか分かってきますので、日々よく観察してあげてください。
ちなみにあおい君は発情期のストレスが強く、自傷行為と食欲不振に陥るほどでした。
この発情期にも、うさぎさんはストレスが増しケージを噛むことが多くなるようです。
もし発情行動(おしっこを飛ばす、噛みつくなど)が暮らしに影響が出るほどの時はうさぎ専門の獣医さんに相談してみて下さい。
我が家はスプレー行為も噛みつきも激しかったため、うさぎ専門の獣医さんに勧められ去勢を行いました。
そして去勢をしてからは、ケージや身の回りのものを噛む事はめっきり無くなりました。
去勢手術はネットでも情報が錯綜しておりますし、リスクもあり、賛否両論あるものです。
ですがあおい君のように過ごしやすくなるというケースもありますので、その点参考になれば幸いです。
まとめ
という事でうさぎがケージを噛む時の対処法についてご紹介させて頂きました。
ケージを噛む度合いやしつけの難しさなどうさぎさんそれぞれ個体差があります。
音を鳴らしたり叱る事でしつけられる場合もあれば、あおい君のように何をしても噛み続けてしまう子もいます。
その子に合った対処法が必要となりますので、手に負えない場合はうさぎ専門の獣医さんに相談するなどして対応をしてみてください。
DIYに関しましては何かご質問などございましたらお気軽にお問合せください。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。